美術部部室の中の人のブログ

アート好きな50代の女のブログです 

2017年美術展のベスト その2

 2017年美術展ベストの話の続き。

 

3.川端龍子展と、高円宮妃根付コレクション展

この展覧会、2つセットで見たのがとてもとてもよかった!

川端展が「とにかくでっかい」

根付コレクション展が「とにかく小さい(細かい)」

単独でもたぶんかなり面白く見られたとは思いますが、同じ日に

見たからこそ、各展覧会の面白さが際立ったというか。

まず、川端龍子

【特別展】没後50年記念 川端龍子 ―超ド級の日本画― 〔過去に開催された展覧会〕 - 山種美術館

感想↓

川端龍子って名前は知っていたし、いくつか作品を見たこともあるのですが

これだけまとめて見たのは初めてで。

香炉峰(巨大過ぎる戦闘機!)、爆弾散華(爆撃されて飛び散るのが野菜!)

と来て、川端龍子氏は児童書?の挿画も描いていたんですよ、とか

ほんわかした流れの中で、百子図(象と子どものいる天国)をじーっと見てたら、

やっぱり普通じゃないw

 

suesue201.blog64.fc2.com

すごい画家だとは思うけど、壮大な勘違いというか、ちょっと冷静になってみるとわかる狂気みたいなものに痺れました。。

で、高円宮妃根付コレクション展

國學院大學創立135周年・國學院大學院友会発足130周年記念 特別展「高円宮家所蔵 根付コレクション」 | 國學院大學博物館 考古と神道で知る日本の文化・歴史(国学院大学博物館)縄文 土偶 埴輪 土器 神社 宗教 東京 渋谷 無料 Japanese tokyo shibuya Culture History Museum Archaeology jomon dogu haniwa Shinto Shrine religion Kokugakuin University Japan Tokyo free of charge

感想↓

 

でっかいもの(川端龍子作品)の後で見たせいか、根付の超絶技巧のインパクトが大きくて。根付コレクションは、とにかく「なんでこんなものを根付にするの」というテーマ的な狂気と、上記のシズル感とか細工とかの狂気が堪らなかったですね。

ちなみに、トーハクにも高円宮妃の根付コレクションは展示されているのですが、國學院で見たコレクションの方がはっちゃけててすごかったですね。