さて。週末は、落合陽一さんの新作を見に、MAT2018@六本木ヒルズ展望台に行って来ました。
ツイッターで見る作品が既に美しくて、見た人がみんな「写真では伝わらない不思議な感覚が味わえる」というので、どんな作品かなあとわくわくしながら足を運びました。
娘は会場に着くや、落合さんの作品を早く見たい~!とダッシュw
展示されている他の作品もよかったのですが、落合陽一さんの作品が圧倒的によかったなあ。アナログなんだけどテクノロジーを感じるし。何より美しい。
娘と2人、日が沈むまでうつろう風景とともに楽しみました。
こんな感じ↓
写真だと面白さが全然伝わらないのがホントにもどかしいのですが。。
この作品、どこまでも遠い遠景を見られるヒルズの展望台を使い、真ん中にレンズ(フレネルレンズ)を置いたところがミソ。
レンズ越しに見ると、ちょっと立体感があるというか、自分が動くと遠景で見てるものがボヨンボヨンとゆれる感じがするんですよね。それを、遠景(肉眼で見ているもの)を背景というか、額装にしたのが面白い。
※追記
見ているときは、観客が歩いているときの振動で揺れているのかな?と思いきや、
実はモーターで揺れを起こしていたらしいです。気が付かなかったー。
でも、あの揺れはすごく重要。
私たちが見てるものって、三次元なんだけど、特に遠景に関しては二次元に近いもので。それを、レンズを使って2.5次元ぐらいにしているのが面白い。
ヒルズという場所ならではの作品だと思います。
落合さんご本人による「どこがエモいか」の解説は以下をどうぞw↓
作品のエモさについて熱弁する落合陽一さん本当に好き
— shimiha18 (@hiramasa0987) 2018年2月18日
カメラマンにはたまらないですね〜〜 pic.twitter.com/3mZZJ3pzOR
落合さんご本人撮影による動画↓
2月25日まで。とにかく体験しないと面白くない展示なので、時間がある人はぜひ体験して欲しいです。
実は、冒頭の写真、自分でもすごく気に入って、iphoneで何度も見てしまいました。
なんというか、じーっと見ていて気持ちいい写真なんですよね。
(見た目が美しいのは大事!)
これって杉本博司の「海景」にも通じる気持ちよさもあるなーと思いました。
じーっと見てしまう。
余談ですが、六本木ヒルズの同じフロア内にある「the moon」というラウンジに、杉本博司の写真を使ったエルメスのスカーフが展示されています(ウェブサイトの写真に載ってます)。
もうこの作品がホントにホントに美しくて。これをじっくり見るためだけに、このラウンジに足を運びたいと思うぐらいです。
ちなみにお値段は70万円ぐらい。杉本作品として考えると安いと思うし、あのラウンジのインテリアとしてはコスパ最高だと思います。
自分にとっては、がんばれば買える値段。。実はエルメスのオンラインブティックでチェックしたのですが、この作品は既に完売。はあ(嘆息)・・。よいものから売れていくのですね。このお店が閉店することになったら実費で引き取りたい!!!欲しい!!!
the moon 内に展示されている杉本氏の作品も、落合さんの作品に通じるものがあると思います。展覧会の後に立ち寄ってはいかがでしょうか。
不思議なリンクを味わえます。
落合さんについてはいろいろ書きたいんだけど、「知の巨人」過ぎてブログにかけない・・・。
まずは本かな。本を読んでほしい。
落合さんの著書、いくつか読みましたが圧倒的に面白かったのは、やはり「魔法の世紀」。2017年、もっとも痺れた一冊です。