「魔法の世紀」の続編である「デジタルネイチャー」がついに発売されました!
Amazonで予約していたのですが、書店では先行販売しているようなので待ちきれずに紀伊國屋書店新宿本店で購入。
装丁がカッコいいなあと思ったら案の定「鈴木成一デザイン室」。
汚れちゃいそうなので、ウィングドウィールで買った紙でブックカバーを作ったところ↓
読むのにもっと時間がかかるかなあと思ったけど、実質2日間ぐらいで読了。
いやー、面白かった!
本の内容ももちろん面白かったんですが、今回、結構新鮮だったのが、読書感。
本を読みながら、書いてある内容が頭に入っていく過程?みたいなものがすごく不思議というか面白かったので、今日はそのことを書いてみようと思います。
まだ、自分の周囲で読んだことのある人が少ないので、何とも言えないんですが、たぶん一般的な人には「難解」な本なんだと思います。
※たぶん落合さんの普段の発言や記事等が頭に入ってないと分かりづらいと思います。あと深層学習の基本知識も必要。
でも、感動したのは、その難解な内容を、ちゃんと意識を集中して読むと「難解ではなくなる」「面白い」と思えるんですよね。
まずは、注釈の絶妙さ。あれ?この言葉ってどういう意味だろうと思うと、同じページの左にちゃんと必要にして充分な内容の注釈が添えられているので、すごく読みやすい。
あと、当然フツーに分からない言葉もあるんですがw、それはグーグルで調べながら。
で、読む→分からない→注釈やグーグルで調べる
を繰り返していると、落合さんの文章がいかに洗練されているかってことが分かるんですね。
調べると、圧縮された情報が頭の中に展開されて、いま読んでる文章の文脈からして「なるほど!」と。
で、意味が分かると、圧縮された言葉もその文脈でかなり選ばれた(洗練された)言葉だということも分かる。
それで、展開された情報も合せて、頭の中に新たなイメージが広がって・・・。この繰り返しなんですよ。
確かに、読む方の力もかなり必要なんですが、その読む力を使っている感じも含めて、気持ちいい。
ドライブ感ハンパなかったです。
読んでいる間は本当に楽しくて面白くて。
普段、本を読むときはクラシック等の音楽を流しながら読むことが多いのですが、本書はガチで集中力を要するのでw、音楽もかけず。
子どもが寝静まった後、音のないリビングでひたすら「デジタルネイチャー」の世界に没入している時間は本当に贅沢かつ至福の時間でした。
読み終えるのが本当に惜しくて。
土曜日の深夜に読み終えたときは「ああ、読み終わっちゃった!」と思ったほどw
至福の時間に感謝。
ご参考。
機械学習の入門書。マンガ仕立てで分かりやすかったです。