美術部部室の中の人のブログ

アート好きな50代の女のブログです 

今さらながら「ヌード展」がよかったなあと

もう会期が終わってしまいましたが、ヌード展@横浜美術館、ほんとによかったなあと。今年前半のベストに入りそうなぐらいの展覧会だったと思います。 

artexhibition.jp

 

見たときもすごくよかったのですが、見てからしばらくしてからもジワジワとくるものがあって。古典(物語の中でのヌード)、肉体美としてのヌード、現代的な意味でのヌード(性差や人種等)あらゆる角度から、考えさせられる。テート美術館のキュレーションがさすが。。と唸りました。

どのコーナーもよかったのですが、一番感動したのはやはりロダンの「接吻」。

手のまわしかたとか、

背中の筋肉とか、

ポージングとか構成とか

360度どの角度から見ても美しい。

思わずマトリックス状態で撮影してしまいましたw

この展示空間もとてもよくて。ケチケチ贅沢のmuccoさんがブログに載せていたテートでの展示を拝見すると、ご本家テートよりも良かったのでは?と思うぐらい。

mucco.exblog.jp

あの展示室の黒い背景が効果的だったし、その周囲に配されたターナーのヌード画等もとてもよかったな。

特にターナーのヌード画は、室内に差し込む光と影の感じが本当に美しくてリアルで。ノートのようなものに描かれたスケッチ。たぶんかなり個人的なものだと思うのですが、よかったなあ。

あの接吻の展示室は、ちょっと特別な空間でしたね。至福。

 

あと個人的にはリネケ・ダイクストラの産後の女性ヌード写真が良かったなあ。娘に「お母さんがあなたを産んだときはね」なんて語りたくなってしまうぐらい、生々しくて感動的。

娘は、よく分からなくて、「お母さん早く行こうよ」なんて感じだったので駆け足での鑑賞でしたが、それでもすごくよかった。

コレクション展も、岩崎貴宏さんの作品や、

中村ケンゴさんの「トウキョウ コンポジション

ブランクーシも美しい。あと、ヒロシマをテーマにした土田ヒロミさんの作品がとてもとても良かったな。

 

お土産も!

マティスのヌードの手ぬぐい。

そして、一番のお気に入りはこの「接吻」トートバッグ。

これは横浜美術館がこの展覧会のために作ったオリジナルとか。気合い入ってます!

いまでも日常使いでめっちゃ愛用。買ったよかった~

かなり満足度の高い展覧会でした。

 

感動して、思わずクッキー作りましたが、もとの作品が素晴らしすぎて、

クッキーはいまいち・・・ですがw、一応記録のために貼り付けておきます・・。

 

 

次回横浜美術館の展覧会は「モネそれからの100年」。

これがもうめっちゃ楽しみで。鈴木理策さんのモネをモチーフにした作品も出るんですよ。早めに足を運びたいと思います。

monet2018yokohama.jp