もう会期が終わってしまいましたが、ヌード展@横浜美術館、ほんとによかったなあと。今年前半のベストに入りそうなぐらいの展覧会だったと思います。
見たときもすごくよかったのですが、見てからしばらくしてからもジワジワとくるものがあって。古典(物語の中でのヌード)、肉体美としてのヌード、現代的な意味でのヌード(性差や人種等)あらゆる角度から、考えさせられる。テート美術館のキュレーションがさすが。。と唸りました。
どのコーナーもよかったのですが、一番感動したのはやはりロダンの「接吻」。
手のまわしかたとか、
背中の筋肉とか、
ポージングとか構成とか
360度どの角度から見ても美しい。
思わずマトリックス状態で撮影してしまいましたw
この展示空間もとてもよくて。ケチケチ贅沢のmuccoさんがブログに載せていたテートでの展示を拝見すると、ご本家テートよりも良かったのでは?と思うぐらい。
あの展示室の黒い背景が効果的だったし、その周囲に配されたターナーのヌード画等もとてもよかったな。
特にターナーのヌード画は、室内に差し込む光と影の感じが本当に美しくてリアルで。ノートのようなものに描かれたスケッチ。たぶんかなり個人的なものだと思うのですが、よかったなあ。
あの接吻の展示室は、ちょっと特別な空間でしたね。至福。
あと個人的にはリネケ・ダイクストラの産後の女性ヌード写真が良かったなあ。娘に「お母さんがあなたを産んだときはね」なんて語りたくなってしまうぐらい、生々しくて感動的。
娘は、よく分からなくて、「お母さん早く行こうよ」なんて感じだったので駆け足での鑑賞でしたが、それでもすごくよかった。
コレクション展も、岩崎貴宏さんの作品や、
中村ケンゴさんの「トウキョウ コンポジション」
ブランクーシも美しい。あと、ヒロシマをテーマにした土田ヒロミさんの作品がとてもとても良かったな。
お土産も!
マティスのヌードの手ぬぐい。
そして、一番のお気に入りはこの「接吻」トートバッグ。
これは横浜美術館がこの展覧会のために作ったオリジナルとか。気合い入ってます!
いまでも日常使いでめっちゃ愛用。買ったよかった~
かなり満足度の高い展覧会でした。
感動して、思わずクッキー作りましたが、もとの作品が素晴らしすぎて、
クッキーはいまいち・・・ですがw、一応記録のために貼り付けておきます・・。
次回横浜美術館の展覧会は「モネそれからの100年」。
これがもうめっちゃ楽しみで。鈴木理策さんのモネをモチーフにした作品も出るんですよ。早めに足を運びたいと思います。