青森県立美術館のことを。
今回の旅の目的の一つでもあった青森県立美術館。
遠路はるばる行った甲斐あった・・・ほんと良かったです。
シャガールの超大型作品を含むコレクション展、あおもり犬もよかったし、特に今回は企画展ですごく面白いもの(「めがねと旅する美術展」。これについては別ベントリで)が見られてかなり満足!
・コレクション展
マルク・シャガールによるバレエ「アレコ」の背景画。舞台の背景画なのでとにかく超巨大!4作品を大きな吹き抜けスペースで鑑賞できます。
写真に撮りそびれましたが、真ん中に可動式の安楽椅子のようなものが用意してあって、天井を仰ぐような姿勢で鑑賞できるのも◎。
シャガールの作品、パリのオペラ座の天井画もそうなんですが、超巨大さが似合うw
シャガールの画って実はそんなに好きではない私も感動しちゃいました。
あとは、あおもり犬ですね。
想像どおりの迫力・・・。この日は暑くて、日差しもキツくて。
いま↑の写真を見ながらこのブログを書いているのですが、写真に映った青空と濃い日陰を見るだけであのときに暑さがよみがえります・・・。「夏のあおもり犬」の写真としてはなかなかよい感じの写真が撮れたのではないかなと思います(自画自賛)。
私たちが訪れたのは、平日だったにもかかわらず、あおもり犬の周囲は結構な人。やはり大人気。人がいない状態で撮影するのに一苦労するぐらい。
でもあおもり犬を見ていると、ホントここに来てよかったなあと。
実は青森県立美術館の「あおもり犬」は以前から知っていたのですが、割と最近に奈良さんの絵本「ともだちがほしかったこいぬ」を読んで。
今さらながら
ああ!あおもり犬が巨大なのはそういう理由だったんだ!
と気が付きましてw
で、やはりあの巨大すぎるこいぬを実物感たっぷりに見てみたい・・・。
青森県立美術館に行きたい。
と思うようになって。
念願かなってのあおもり犬参拝?でした。
あと、当日写真を撮りそびれてしまったのですが、窓越しにあおもり犬を見られるスペースがすっごく素敵で!
窓のそばにカーペットが敷いてあって、「ともだちがほしかったこいぬ」も置いてありました。絵本を見ながら、「こいぬ」の現物を見られると超贅沢なスペース。
青森県立美術館の中でもかなりおすすめのスペースです!
奈良さんの展示空間も小屋のようなオブジェとか、ドローイングも含め、とてもよかったし、コレクション展の他の展示もとてもよかったですね。
棟方志功、馬場のぼるさんもよかったんですが、個人的にしびれたのは成田亨さん。
ウルトラマンのデザイン画素晴らしすぎ。原画見られて感激。
↓むかし、この作品集見て、成田亨さんのアートワークの素晴らしさに痺れまして。
青森県立美術館でぜひ原画を見たかったのです。
私は全然知らなかったのですが映画「麻雀放浪記」の美術も成田さんが担当していたのですね。セットがかなり大規模に展示してあって、特撮美術大好きな私は興奮!
麻雀放浪記を見たのは、私が20代の頃だったか。和田誠さんの初監督作品だったかな。かなり面白かった気がする。
もう一度見てみよう。。
それと、沢田教一さんの展示スペースもよかったな。沢田さん青森出身だったんですね。沢田さんの代表作の「安全への逃避」も展示されていたのですが、もう母さん涙なくしてみられない。。
あと、青森と言えば、三沢基地。三沢基地の写真もたくさんとっていたんですよね。
季節柄「戦争」を思い出さずにはいられない時期でもあり、いろいろと考えさせられる展示でした。
↓高島屋での展示。「安全への逃避」の写真も載ってます。
・おみやげ
おみやげはもう青森県立美術館限定「あおもり犬貯金箱」。これで決まりです!
絵本「ともだちがほしかったこいぬ」に出てくるこいぬ。孤独なこいぬの「同朋との邂逅」を実現させるべく、2頭購入です!
仲間に会えてよかったねえー。
↓美術館からホテルに戻るや撮影した写真。
首が動かせるのがまたいいんですよ。動かして2頭くっつけたら、かわいすぎて、親子して興奮。
ちなみに、お値段1頭5000円弱(メルカリでも売ってますが限定品ゆえ結構なお値段が付いてます)。
意外と高いですが、見た目陶器?と思うぐらいのクオリティ。高級感半端なく、自宅リビングに飾って、毎日かわいい、毎日素敵。
良い買い物をしたなあと思っています(娘もお気に入り!)。
・キッズスペース
青森県立美術館にはキッズスペースがありました。奥の部屋は撮影できなかったのですが、かなり広くて、天井も高くて、開放的なスペースでした。絵本や遊具もかなり選び抜かれた感じがしてよかったなあ。娘も気に入ったようで、閉室ぎりぎりまで遊んでいました。
・余談ですが、
青木淳さんの建築物って結構好きなんですが、さすがに建ってから13年ぐらい経過しているのか、老朽化してるなあと。特に外部空間の階段や窓回り。雪の多い地域のせいかな。
とても素敵な建築なので、きれいにメンテして長く愛される建物であって欲しいなと思いました。