美術部部室の中の人のブログ

アート好きな50代の女のブログです 

年末恒例BUCK-TICKの武道館

そうそう。年末のBUCK-TICKの武道館公演が素晴らしかったのでそのことも書いておかねばいけませんね。。

櫻井あっちゃんの体調不良により、12/22以降の公演が全て延期になり、12/29の公演もちゃんと開催されるのか。いや、あっちゃんには無理してほしくないので、むしろ延期/中止でも...と、公演当日まで、ファンとしては本当にやきもき(勝手に)しておりましたが、あっちゃん復活してました!

実は今回の武道館公演チケットは激戦で。ファンクラブでも取れなかったんですよ(10年近くファンクラブ入ってて初です)。あらゆる先行予約もNG。で、ようやく通常発売で買えたものの、発売開始数分でやっとこさ買えたのが立見席。

ああ、残念過ぎるーでも見られるからいいかーと思っておりましたが・・・。

この立見席が意外と(?)良かった!

ちょうど舞台を真正面から見られる席。最近のB-Tのコンサートは舞台の映像等の演出からすると、真正面から見ることで演出が120%活きるものが多く、今回のコンサートもまさしくそういう演出だったので、ほんっとうに満喫できました。

しかも、私の席付近は古参?のファン(私同様、ファンクラブ経由でチケットが買えなかったおじさまおばさま(自分含む)?)が多く、独特の盛り上がりをしていたのもよかったですw

 

内容自体も多分ここ数年で最高のコンサートだったと思います。

絵的にも最高にグラマラス!あっちゃんの鬼気迫るactが最高でした。

昨年同様「地獄に堕ちた勇者ども」のヘルムート・バーガーぶりにも磨きがかかっていたし(ガータベルトが激似合う52際。美し過ぎる)

↓こんな感じです。 

黄金期の沢田研二をほうふつとさせるし、バウハウスだし、魔王だし。

セットリストがほーーんと良くて。

特に最後の「夢見る宇宙」が美しすぎて泣きました。

 

帰宅してから「夢見る宇宙」をリリースした頃の櫻井さんのインタビューを読み直してみたところ。。

 

 

「夢が叶うからどうこうじゃなくて、それを願ったり思ったりすることが、すごく大事なことだな、って思えるようになって」

 

「今までは〈夢は叶うよ〉って根拠もない嘘をついて終わっていたのが、そのついた嘘は嘘じゃないと嘘をつけるようになりましたね。だから年を重ねると、もっともっと罪深くなるんだなって(笑)。」

 

「ええ。俺はもう、罪だらけで棺桶に行くんだと。今までもなんだかかんだほざきながら、どこかで罪深い自分を受け入れがたいところがあったんですけど、今はもう、汚れで何が悪いんだ、と(笑) 」 

音楽と人 2012年10月号 インタビューより

ああ、やっぱりいいなあと。

「夢見る宇宙」って、絵にたとえるとシャガールの絵みたいなんですよね。特にメロディが乗ると、極彩色ですっごくファンタジックでふわーーーっと天を舞うような曲なんです。

でも、その背後にある絶望、例えば「夢をみること」それすらも難しいような絶望を知っている、そんな感じがするんですよね。だからこの曲は美しいし、感動するんだろうなと思います。

 

もうずっとずーっとBUCK-TICKの追いかけたいなあと思った12/29の夜でした。

 

え? BUCK-TICKってまだ活動していたの?と思った人は、別冊カドカワ見てみてね。奇跡の52歳あっちゃんの近影が載ってます!