美術部部室の中の人のブログ

アート好きな50代の女のブログです 

向井山朋子「ピアニスト」@銀座エルメス→「親鸞」原画展@銀座蔦屋書店

 久々に半休をとって、銀座へ。向井山朋子「ピアニスト」@銀座エルメスに行って来ました。

www.maisonhermes.jp

 

毎日数時間だけ、メゾンエルメスのギャラリがオープンして、向井山朋子さんのピアノ演奏&ピアノを使ったインスタレーションが楽しめるというもの。約1か月の開催期間中、毎日1時間ずつ開催時間がずれていくという一期一会的な作品です。

→会期終了のころには最初の頃とほぼ同じ時間帯に演奏されるのですが、日差しの色も変わり、季節の移ろいを実感できるという仕組みのようです。

演奏時間は実質1時間ほど。

向井山朋子さんのピアノを聴いたのは初めてでしたが、先鋭的というか。研ぎ澄まされた音の反復が沁みる。ド派手なインスタレーションだし、作者本人としては、空間とのマリアージュを楽しんで欲しかったんだろうけど、私はじっと目を閉じた方が音が気持ちよくて(特に演奏前半)。目を閉じて聞いていたら何だか眠くなってきてしまって、ハっと目が覚めるとピアノがあって、その繰り返しw

試みとしては面白いのですが、正直なところ、この人のピアノは音響バッチリなコンサートホールで聴いてみたかったなあと思ってしまいました。

あと、ちょっと気になったのが、誰でも歓迎な雰囲気ではあるものの、演奏に飽きてしまったこどもが会場内をうろうろし始めたのを見た向井山さんが、若干キレたのか、ピアノの演奏を止めて「ここから先は大人の曲よ」とキッパリ言って、別のピアノで大人な曲を演奏し始めたんですね。これには若干ヒヤっとしたというか・・。そんなことを言うのなら、最初から「子どもは遠慮してください」とアナウンスすればいいのになあと思いましたね。

当日は、操上和美さんが撮影に来ていて、操上和美さんの前では割と機嫌のよい感じだったぶん、「ここから先は大人の曲よ(キリッ)」との対比が若干気になりましたが、作品としては面白いので、興味がある方はぜひ。2/28迄。

→調べてみたら、結構な混雑のようです。行かれる方は、時間に余裕をもった方がよいかと。タイムテーブルはエルメスのウェブサイトに載っています。

 

演奏終了後は、山口晃さんの「親鸞」原画展@銀座蔦屋書店へ。

store.tsite.jp

 

小さ目の展覧会でしたが、よかったなあ。想像以上に絵がちっこい!この小さな絵に描き込みがすごい!きれい!うまい!(自分の語彙が乏しく泣ける)

親鸞」の連載って読んでいなかったのですが、何枚かの絵を見ただけでも既にバリエーションが豊か過ぎ。画伯のチャレンジがみてとれる。やはり画集が欲しくなります・・。

画集の現物を見たのですが、かなりの分厚さ。ボリュームもりもり。重いっ。

そんなお客さんのために蔦屋書店が用意したトートバッグがこちら。

いいなあ。トートバッグだけ売ってほしいなあ。

「はぁ。」 

さて、そろそろ帰るかあと銀座駅方面に歩いて行って、銀座あけぼのに寄ったら、長らく欠品していた「チーズおかき」が!お土産に購入~。

 

関係ないですが、蔦屋書店に寄った帰り、銀座シックスの紅茶専門店ラヴォンドで絶品濃厚アイスロイヤルミルクティを飲もうとしたらなんと表参道に移転してしまったとのこと。残念過ぎた・・・。

→後日、表参道のお店に行ったので、そのことはまた書きます(素敵なお店でした)。