美術部部室の中の人のブログ

アート好きな50代の女のブログです 

アテスウェイのケーキとアトリエうかいのフールセック

最近の私の中でのお気に入りスイーツは、間違いなくアテスウェイのケーキ、アトリエうかいのフールセックです。

年末年始の休暇中に、アテスウェイに行く機会があったので、2度ほど購入。

www.atessouhaits.biz

一番好きなのはフロマージュエクリュ(チーズケーキ)。ふわっふわのレアチーズの下に、ベイクドチーズケーキ、甘めでカリカリのパートシュクレ。それぞれのバランスが素晴らしい。こういうタイプのチーズケーキは他では食べたことがなく、ほんとに逸品だと思うので機会があればぜひ。

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あと、シュークリーム。卵たっぷりの濃厚なクリームが、カリカリのシューにびっちり詰め込まれていてこれまた名品。

あと、別の日に久々にイチゴのショートケーキを食べてみたのですが、やっぱりクリームが脂肪分が多いのにフワフワで、これだけのボリュームなのに「軽い」。これが上質なスポンジケーキ、いちご(あまおう)と、ひっじょうーにバランスよく、美味しかったですねえ。というか、かなり層が厚くてびっくりなのですが、要はこのクリームを堪能するための構成なのかなと思いました。

で、ショートケーキを食べながら、先のレアチーズのクリームの軽さを思い出し、ああなるほど、これが川村さんの「味」というかスペシャリテなんだな、と理解しました。

→こういう風に作り手の文脈が理解できる瞬間が、自分には至福の瞬間だったりします。

なので、ぜひレアチーズとイチゴショートケーキはセットで買ってみて、味わってみてほしいです。ちなみにこのセットは、このお店のファンである、中田ヒデ氏のお気に入りだったりもします。

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アテスウェイ。とにかく大人気で行列します。そして夕方には売り切れてしまいます。行ってみたい方は、早めの時間に行かれることをお勧めします。

※ちなみにロールケーキも美味しくて、ほかにない味なのでロールケーキもおすすめです。

 

さて、年末年始に食べた美味しいものその2がアトリエうかいのフールセック(大)。これはサンタさんが届けてくれたものなのですが、これまた美味しかったなあ。

いつも小さい方を食べていたのですが、念願かなっての大きいサイズ。

おっそろしく手間のかかる丁寧に作られたお菓子たち。フールセックだと、なんとなく好きではないもののあって、それが残ったりするんですけど、これはどれも美味しくて、アッという間に全部食べてしまいましたw

ええ、また買いますよ。

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次回買うときはこの小さい方がいいな。

小さい方にだけ入ってるヨーグルトとイチゴの小さなクッキーが大好物なので。

 

ヒプノシスで新年のごあいさつ

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丑年にちなんでピンクフロイドの名盤「原子心母」のジャケットのクッキーを作ってみました。ヒプノシス、けっこう好きなんですよね。

今回、作品にしたピンクフロイドの「原子心母」が一番有名かな。

ピンクフロイドだと「アニマルズ」もいいし、 

「狂気」もいい。

(※ピンクフロイドのアルバムとしてはこの「狂気」が一番好き)

 「炎」もいい。

T-REXのこれも好きだし

でも、やっぱり、ユーミンの「昨晩お会いしましょう」もすっごくいいし、

※この後ろ姿は実はユーミンではないというのはファンの間では有名な話。

アンドリューワイエスを連想させる風景も素敵

ボイジャー」もいい。

※これは本人。平泳ぎの足がへたくそ風なのはヒプノシスからの指示によるものだそうです

 実は、ヒプノシスって日本語でいい感じの作品集がなくて、敢えて選ぶならこれかなあ。

今年もよろしくお願いします。

河鍋暁斎の底力@東京ステーションギャラリー

河鍋暁斎の底力@東京ステーションギャラリーに行ってきました。

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www.ejrcf.or.jp

 

いやー、面白かった。

正直なところ河鍋暁斎って、絵が濃すぎグロ過ぎてちょっと敬遠していて、何年か前にたくさん開催された暁斎展にも全く足を運んでいなかったのですが、今回の展示に行ってみたら、ええ。すごーく良かったです。

なんというか、今回の展覧会は、ほぼ下絵だけなので、あの濃すぎる超絶技工の色味が抜けて、私にはいい塩梅だったし、何より暁斎のめちゃ上手い描線が味わえる。

例えば、お酒の席でさらさらっと描いた絵(席画)も、スケッチも、構成も含めてめっちゃ上手いし、今回の展覧会のポスターにも使われている、「猫又と狸」の下絵とかもめっちゃ上手い。

ああ、いいなあ。

最初から最後まで下絵やスケッチだけなのに、絵が上手いとここまで楽しめるのかと新鮮な感動がありました。

 

以下、個人的に面白かった点。

 

一連の作品を見ていて、え?と思ったのが、「電信柱に夕立」という作品。

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「電信柱に夕立」

電信柱がある時代の人なの?江戸のど真ん中の人だと思いこんでいたのですが、幕末から明治の頃に活躍していた人なんですね。写真も残っている。

うわ、めっちゃ最近の人だったんだw

※ちなみに、河鍋暁斎記念美術館暁斎の子孫が運営しており、現館長の河鍋楠美さん(暁斎の曾孫)のお姿拝見したら、暁斎の面影がありますね。

ja.wikipedia.org

 

youtu.be

 

電信柱の絵は、絵自体も面白くて、調べたら他にも電信柱の絵を描いてる。

これとか。

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あと、なんと言っても面白かったのは、暁斎独特のやたら躍動感のある絵ですよね。

これは想像の域を超えないのですが、絵が描かれた当時、暁斎の絵を見た人は、おそらく現代人ほどにはちゃんと絵を捉えられていなかったのではないかと思うのです。

当時の人もそれなりに面白がっていたとは思いますが、現代人ほどではない気がする。

これは、以前若冲の絵を見たときにも感じたことですが、

あの超高画素の絵とか、

「ほんとにあんな動きをしていたのか?!」と思わせるようなややアクロバティックな動きとか、

たぶん、高画素の画や、アニメやCGなどの動きに慣らされた(学習された)眼を持つ私たちだからこそ面白がることができるモノが多分にあると思うのです。

暁斎の描く線に、今まで見てきたアニメやマンガ的なもので線に何かが脳内補間されて「動き」を解釈する眼の力とでもいうか。

 

あと、骸骨のモチーフなんかもかなり面白いですよね。骨格だけで描いても動きが見えて、セリフまで聞こえてきそう。暁斎どんだけ絵が上手いんだと思いますw

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骸骨の茶の湯

↓ちなみに、(同じ奇想の系譜的な画家である)若冲が静止画の中に動画的(アニメ的)表現をしていたって話は、以前このエントリでも書きました。

私は、若冲の鶏の画に、天才アニメータ金田伊功さんの作画に通じるものを感じるんですよ。

oismgm.cocolog-nifty.com

 

暁斎って、やっぱ日本のアニメの先駆を感じるな~と思ってた矢先、同じ展覧会を見た先輩からメールが来て「暁斎の絵ってアニメみたい。この人、時代が時代だったらこの人ひとりでスタジオ・ジブリができたんじゃないかな」って言ってて、激しく同意。

 

そう考えると、

電信柱だって、エヴァンゲリオンほか、日本のアニメに頻繁に登場していたし、

ドクロだって、タツノコプロの作品にたくさん出てきたしw

 

うん、暁斎、日本のアニメの先駆っぽいわー(と勝手に解釈)。

 

というか、先の先輩の言葉ではないですが、河鍋暁斎の「スタジオ・暁斎」のアニメ原画展だと思ってこの展覧会を見ると、脳内に河鍋暁斎的なアニメが展開されて結構面白いと思うんです。

 

なんだか今更ながら河鍋暁斎の面白さにやられてしまって、「ああ、出遅れた」感満載なのですが、この展覧会、かなり面白かったので、可能であれば後期も見てきたいと思います。

 

ちなみに、今回の暁斎展を見て、現代の美術家で暁斎に近い人は誰かなあと思って、真っ先に思いついたのは山口晃さん。絵の巧さ、皮肉と笑いのある人物の描き方、そして電信柱。めっちゃ近いものを感じました!

 山口晃さん的目線での暁斎の解説とか聞きたいなあ。

 

余談ですが、電信柱って意外と多くの美術作品に登場していて

練馬区立美術館では、こんな展覧会が開催されます。

www.neribun.or.jp

電線絵画展。

電柱作品にエモさを感じるのは私だけではなかったんだ。。と、思わず目頭が熱くなっってしまう展覧会。絶対に行かなくては。

 

河鍋暁斎の底力展は、2月7日まで。コロナ渦ゆえ、どうなるか分からない状況ですので、早めに行かれることをおすすめします。

 

 今回、河鍋暁斎展を見た後で読んだ本。

どちらもすごーく面白かったです。

20201228フロリレージュ

あけましておめでとうございます。

ブログの更新が滞っておりますが元気に過ごしております。東京では緊急事態宣言が発令されるかもしれないと言う状況ですが、フロリレージュならば比較的安心安全ということで、毎年恒例のフロリレージュでのランチを楽しんできました。

いつもつきあってくれるSさんご夫妻には感謝感謝です。

約1年ぶりの川手さんのお料理、自分の中でもかなりびっくりな内容でした。

今までは、各お料理のだしの味を舌で確かめながら、フォン/出汁(和風だし)?そのぎりぎりのところを探索して、やっぱりフレンチと判断していたのですが、今回はそのぎりぎりのところを攻めながら、明らかに和のお料理に着地していました。

いやー、面白い。

ミシュラン★★をとりながら、いや、とったからこそ攻めてる川手さん、やっぱ最高。

また行かないとなあ。そんな気持ちにさせてくれるコースでした。

 

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定番?の焼き芋。ほうじ茶の中からあつあつ焼き芋登場(熱すぎて若干舌やけどw)

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甘海老と生肉

 

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カニ、白子、出汁が最高すぎた

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くえ。なんとびっくり、すり身の海苔巻。

 

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ほろほろ鳥。肉の火入れが完璧。せり、ゆず。ゆずの中にはトリュフとほろほろ鳥のミンチ肉が。熱々のだしと一緒にいただくと、もう完全に川手風「お雑煮」。

びっくりしたー。

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デザートは金柑メルバ(と私が命名)。スライスした金柑、金柑で作ったふわふわのジュレメレンゲ。相性バツグンすぎた。

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あと、個人的にすごく感動したのが、苺のパリふわカンノーリ(と私が命名)。外側は、極限まで薄く仕上げた苺味の飴で、その中に脂肪分高めながらふわふわでかるーいクリームが充てんされているというもの。食べると、甘酸っぱい苺味の飴がパリっと砕けてクリームが口の中に広がるという。はかない食感も面白いし、クリームといちごという組み合わせも冬らしいし、ほんと素敵なデザートでした。

 

いやー、素晴らしいコースでした。

 

以前、このブログにも書いたと思うのですが、私はレストランに「美味しさ」のその先を求めているなあと。

「ああ、美味しかった」、それだけでもいいんだけど、ある自分が見たことのない世界を体験する、自分の中の感覚を拡張する、お料理を通じて見知る物語がある、そういうものを求めているなあと思うのです。

→なので、自分の中では、レストランに行くというのは劇場でお芝居を見る、美術館に行く、そういうものに通じる体験を求めていると思います。

 

今回の川手さんのコースは、そういう意味では自分にとってとーーーってもツボなコースでした。もう10年近く川手さんの料理を食べていますが、今度はこう来たか!という驚きと感動がありました。

コロナ渦で、外食も制限されている状況ですが、安全安心な良きお店で食事を楽しみたいなーと改めて思いました。

また行きます!

出産祝いに贈りたいもの

ツイッターの相互さんのoさんのところに赤ちゃんが産まれた~。

出産祝いを聞いたら、普段うちで使ってるもの、食べてるものというリクエストがありましたので、我が家で使っているものの中から、贈りたいもののリストを作ってみました。

 

①スープストックの冷凍スープセット

うちでも結構買ってる冷凍スープセット。美味しいです。

これは出産祝い用で赤ちゃんの写真撮影用のカードがついているのがミソ。

  

 

②ブラウンのブレンダー

実はうちでは使ってないんだけどw 買っておけばよかったなあと思っているブレンダー。離乳食のときはもちろん、ポタージュやドレッシング等を作るときに超便利(のはず)。ブレンダーは一家に一台あった方が絶対いい、とフロリレージュの川手さんも言ってたし、いまさらながら我が家でも買おうかと思っています。

 

③フレンステッドのモビール

うちのリビングに飾ってあります。風で動くと超キレイ。赤ちゃんのベッドの上とかメリー代わりに飾るといいかもしれない(大人の方が癒されるかも)

 

Amazonエコードット

「アレクサ第三世代」です。うちでは、タイマー、ラジオ、音楽プレイヤー、ニュースや天気予報を聞くときにしか使ってないけれど、それだけでも充分役立ってます。

使い倒すtipsはネットでいっぱい公開されているので、それを参考に使い倒すのもヨシ。

Echo Dot (エコードット)第3世代 - スマートスピーカー with Alexa、チャコール
 

 →うちは次はGoogleホームを買ってみようかと思ってます。

https://www.yodobashi.com/product/100000001005186783/

 

 ⑤アトリエうかいのフールセック

私自身、育休産休中に、子を寝かしつけたあと等、棚から美味しいお菓子を出してお茶を飲む時間が本当に至福でした。このクッキーセットはほんとに美味しくて、品川のエキュートに行くたびほぼ毎回買っています。

 

白山陶器の急須

 お茶つながりで、うちで使っている急須。この急須ではもっぱら紅茶(ダージリン)を入れています。いろいろ比べたのですが、ボーンチャイナティーポットよりも、ハリオのグラスのティーポットよりも、なぜかこの急須で入れる紅茶がとても美味しいのです。

 

⑦ほぼ日のやさしいタオル

自分の出産祝いで頂いて、ずーっと愛用しています。このタオル、乾きやすいし、肌触りもいいんですよ。娘の保育園のお昼寝から、私の枕用までw ほんとに長く愛用させてもらってます。

www.1101.com

 

森正洋さんのユニヴァーサルプレート

 娘が保育園で使っていた食器です。娘が2-3歳になるまで、同じものを家でも使っていました。写真だとわかりづらいのですが、皿のくぼみが独特で、お皿にのせたものがスプーンですくいやすく設計されています。森正洋さんの傑作デザイン。

 

 ⑨シャトルシェフ

我が家の食事を支える大事な相棒です。長時間の煮込みを加熱装備なしで実現できるのがほんと素晴らしい。先代のミニサイズからだと10年以上使ってます。うちにはホットクックさんもいるのですが、ロールキャベツや豚汁はシャトルシェフの方がおいしくできる気がします。大きさもちょうどいいし、これからもずっと愛用したい逸品です。

 

空前絶後過ぎた桃山展@トーハク

桃山展。正直2400円の入場料に腰が引けていたのですが、展覧会に行った人が皆、入場料2400円なんだけど、見たらおつりがくるぐらいすごかったと口々に言うので、「それならば」と思い、行ってきました。

ええ、ほんとに2400円でおつりがくるぐらいすごかったです。

tsumugu.yomiuri.co.jp

重文、国宝、重文、国宝…、お宝があっちからこっちから、これでもかと総攻撃。心の準備ができていなかった私は、打ちのめされて帰宅(超へとへと)。

2400円だと通常の特別展の1.5倍~2倍の料金でしょうか。でも中身はいつもの3倍。

お得…いやそれ以上にこれだけのお宝を集めた展覧会、たぶんもうなかなか見られないのでは?と思うぐらいの充実ぶりでした。

前期で見て打ちのめされて、後期の展示リストを見て、後期も見なくては!と思って展示スケジュールをよーく確認した上で後期も鑑賞。

ええ、素晴らしかったです。

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後期はケンコートキナーの単眼鏡持参で参戦しました。

後期に登場した岩佐又兵衛の洛中洛外図サイコー。もうずーっとみられる感じ。

 

前期、後期で面白かった作品のメモ。

・豊国祭礼図屛風 岩佐又兵衛(前期)

・洛中洛外図 岩佐又兵衛(後期)

・鶴下絵三十六歌仙和歌巻 本阿弥光悦俵屋宗達(前期)

・花下遊楽図屛風(通期)

・フランシスコザビエル像(前期)

 桃山展、海外の文化との邂逅という視点での展示コーナがあったのもよかったです。このフランシスコザビエル像は、教科書ののってるあの有名な肖像画。この肖像画の本物にまさかお目にかかれるとはw 

 あと、当時の長崎でしょうか、ポルトガル人がやってきたときの様子を描いた屏風も面白かったな。「初めて外国人を見た日本人」の驚きの表情がたまらなかったです。

・油滴天目(前期)

 茶道具もすごかった。

豊臣秀吉像画稿(通期)

 戦国武将の肖像画も有名なのがいくつも展示されています。この絵はあの有名な秀吉像(の下絵)ですが、上半身の部分に紙を貼った跡があって「これは??」と思ったら、上半身だけいくつか候補画を描いて、本人にどれがよいか選んでもらい、あとでペタっと張ったらしいです。本人が絵を選んだというエピソード込みで面白かったな。

 

あと

・松林図屏風(後期)

も出ていましたね。もう何度も見ているけれど、やっぱりイイ。

(見るといつも、頭の中に10ccの「I'm not in love」が流れてしまいますw)

→後期の展示の後、「びじゅチューン」も見ました。今回、松林図屏風モチーフの「松林ズ」という作品があるので、見てから、「びじゅチューン」という流れは結構いいかも。「びじゅチューン」のことは別エントリで書きます。

cpcp.nich.go.jp

 

前期の展示だったか、洛中洛外図のあたりで、普段、美術館に行かなさそうなヒップホップ系の若カップルさんが見ていたのですが、「おもしれー、おもしれー」「うわ、また近づき過ぎちゃった。さっき美術館の人に注意されたのに!」と言ってて、私はマスクの下でウケつつ、「分かるー、めっちゃ分かるわー」と頷いてました。

 

ええ、普段美術館に行かない方も、そうでないコアなファンの皆さんもぜひぜひこの展覧会に行ってください。

開催は11/29まで。

 

ちなみに、私は今回、入場料が高めなのでトーハクのプレミアムパスを購入しました(5000円で、特別鑑賞券4枚と常設展のフリーパスがつくもの)。

 

前期後期で合計2枚使ったのでもうほとんど元が取れてしまいました。たぶんお正月もトーハクに行くので。。めっちゃお得。

生命の庭@東京都庭園美術館

子が成長したので、仕事が終わってから、ダッシュで保育園にお迎えに行かなくてもよい、帰宅時間が多少遅くなっても文句を言われない。=仕事の後にちょっと寄り道することができるようになり、最近ほんとうれしいです。特に仕事帰りに展覧会に行けるようになったのがうれしくて、ぐるっとパス等も活用しながら、最近よく展覧会に行ってます(あまりゆっくりはできないので、駆け足での鑑賞ですが)。

 

で、先日、仕事帰りに東京都庭園美術館に行ってきました。

www.teien-art-museum.ne.jp

 

夕方の庭園美術館もまた美しい。

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生命の庭をテーマにした作家たちの作品。青木美歌さん。

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佐々木愛さん。f:id:meg0122:20201119122004j:plainf:id:meg0122:20201119122014j:plain

ほんとにどの作家もよかったのですが、今回一番印象に残ったのは何といっても加藤泉さん。正直なところ、加藤さんの作品っていままでちょっと苦手だったんですが、この独特の作品たちが意外なほど朝香宮邸のインテリアに合うのです。びっくり。

これとか。

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これとか。

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これも。写真だと面白さが伝わらないのがもどかしい。

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これなんかもサイコーですね。

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朝香宮邸には金庫室というのがあるのですが。。

ここにいた!

 

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いたのね!!

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加藤さんの作品、ほんとにあらゆるところにあって、あ、こんなところに!的な楽しさもあります。

 

そういえば。このクラシックな雰囲気に、ちょっとアミニズム的な雰囲気。あれどこかで見た気がする、と思って思い出したのが、箱根富士屋ホテルバンケットルーム!

行ったことのある方ならご存知だと思いますが、あのバンケットルームの柱や下の方のデザインにアフリカのお面のような模様があるんですよ。あれが、クラシックホテルの雰囲気に意外と合っていて。あー、何か通じるものがあるなーと思いながら、新館へ。

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新館への回廊。

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青木美歌さんの作品を新館で見て(これがまた素晴らしかったのでぜひみてみてください)、カフェでコーヒー。ここのカフェいいんですよね。雰囲気もいいし、コーヒーもおいしい。お庭の木々はもう少し寒くなってからの方が色づくかな。。

実は、今回の展覧会に出品している8人の作家それぞれとコラボしたケーキがあるのですが、私が行った時間帯はすべて完売。残念~。

※食べたい方は午前中の早い時間に行かれるのをお勧めします。

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庭園美術館の展覧会ってキュレーションが難しいと思うのですが、今回の展覧会、すごく頑張って作ったなあという感じがします。で、いろいろな作家の中で朝香宮邸という空間を一番活かし切っていたのは、やはり加藤泉さんだった気がします。加藤泉アールデコ、すごく新鮮な体験でした。青木美歌さんの作品もすごく良かったのですが、実は朝香宮邸の作品よりも新館のホワイトキューブの作品(撮影不可)の方が良かったので、うんやっぱり加藤さんが良かったなと思います。

 

展覧会は来年の1月12日迄。

隣の自然教育園も緑豊かですし、ぜひぜひ。