美術部部室の中の人のブログ

アート好きな50代の女のブログです 

「火星の生活」は誤訳か

最近、金曜夜の楽しみは、ラジコでバクチク櫻井敦司さんが担当するラジオ番組を聞くこと。3か月限定なのですが、毎回選曲が素晴らしくて、ため息をつくやら、唸るやら。ご本人は喋るのが苦手とおっしゃってますが、櫻井さんのトークが面白い。櫻井家の3ニャンズの鳴き声にとろける櫻井さんの様子も◎で毎回欠かさずに聞いています。

cocolo.jp

あと3回ぐらいで終わってしまうのが本当に残念で仕方ないです。

先々週だったか、櫻井さんが好きな曲として、デビットボウイのlife on mars?を流していまして。改めて本当にいい曲だなあと。

youtu.be

いろいろ調べてみたら、なんとこの曲って「マイウェイ」へのオマージュなんですね。

(確かにコード進行似てる!)

そして歌詞が真逆w さすがボウイ。

miyearnzzlabo.com

で、この曲。リリース当時だったか邦題として「火星の生活」というのがつけられていまして。これは世間的には「世紀の誤訳」的なことが言われているのですが、果たしてそうかなあと。

歌詞をじっくり読んでみると、何というか両親ともうまくいっていない、自分のことを理解されない(と思っている)少女が映画の世界(ここではない世界)に溶けていくような歌詞で。

歌詞の中に出てくる「mars(火星)」は、少女が想像するもうひとつの世界のたとえであるならば、「火星の生活」はけっこう名訳だと思うのです。

 

※そういえば、むかしうちの娘も「火星に住みたい」と言っていたことを思い出しました!

meg0122.hatenablog.com

 

櫻井さんはボウイとマイウェイとの関係もご存知のようで、その後、ラジオでマイウェイをかけていました(ボウイのバージョンもあるのですが、ラジオではかけられない音源だったようで、ジプシーキングスのマイウェイを流してました。これはこれで良かった!)。

 

↓ボウイのマイウェイ

youtu.be

 

ちなみに、櫻井さんはコンサートでボウイのカバーをしています。

ソロコンサートのラストの曲です。

当時38歳!若いなあ。

(いまでも若いけど)

youtu.be

 

実はこのコンサートのDVDで名曲「スペースオディティ」という曲を知ったんです。

 

櫻井さんのソロコンサートのDVD。とてもいいです。

その後、ソロプロジェクトでバンドもやってますが、やはり完全ソロがいいですね。

※特に藤井麻輝アレンジの「雨音はショパンの調べ」とか、カヴァーが最高です。

 

 

↓「火星の生活」も収録される名盤「ハンキードリー」

ジャケットもめっちゃ好き。