大崎のО美術館で、「芸術作品に見る首都高展」を見てきました。
https://www.shinagawa-culture.or.jp/o-art/event/schedule/202212.html
大村雪乃さんの作品が出ていること以外、ほぼなんの予備知識なく足を運んだのですが、めちゃくちゃ面白かったです。
大村さん以外にも、本展のポスターにも使われているビュフェ(冬景色かな。さむーい東京の景色が最高!)、山口晃さん、会田誠さん、山口英紀さん、ホンマタカシさん、篠山紀信さん他、有名無名の作家が展示されていて、その数200点。
会場は決して狭くはないのですが、何しろ展示数が多いので3段組みでびっちりと展示されていて、しかも作家自身が書いたキャプションがまた面白くて読むのが大変w
しかしとにかく展示作品が面白い。個人的にツボだったのが、山本雄教さんの銀座料金所の作品。
↓リンク先で作品が見られます。
一円玉を和紙?にこすりつけて描いたピクセル作品とでも言えばいいでしょうか。
最初見たときにはよく分からなかったのですが、会場に居た方(実はこの人が主催者の佐々さん)が「離れて見るとわかりますよ」と教えてくださって、離れて見たら「ああ、銀座料金所だ!」と分かりました。
作品それぞれも面白いのですが、自分も東京に住み、東京で働いていると、あの風景この風景、知ってる~。以前働いていたあの場所の近くだわーといろいろな記憶がよみがえり、面白かったですね。
自分の都市の記憶って、けっこう首都高の景色がセットになってるなと改めて思ったり。
首都高をテーマにしたアート作品ともに、昔の首都高の風景も展示されていたのですが、これまた面白かったですね(特に赤坂ジャンクションのあたり。風景が全然違っていて驚きました)。
これって「首都高」が主催している展覧会なのかな。それにしてはなんか素人っぽい…(失礼)と思ったら、ほぼ個人のコレクタの方が蒐集した作品と知り驚きました。
→takさんの青い日記帳
http://bluediary2.jugem.jp/?day=20221216
ああ、あの人か!
(山本雄教さんの作品の解説をしてくれた人)
佐々さんとおっしゃるそうで、いやまさかあの方の個人コレクションだとは知りませんでした。
会場にいた佐々さんにいろいろお話を伺えばよかったと後悔しきり。
展覧会は12月21日まで。もうすぐ会期が終了してしまいますが、かなり面白い展覧会です!お時間をみつけてぜひ行ってみてください。