今回ヒグチユウコ展が開催された世田谷文学館。
ほーーんと素晴らしい施設。惚れちゃいました。
まず常設展示スペースにある、ムットーニ(武藤政彦)さんのからくり劇場。
https://www.setabun.or.jp/collection/index.html
ムットーニさんの作品を見るのは初めてでしたが、これすごかったです。
要はからくり人形のすごい版と言えばいいのでしょうか。。
人形のみならず、光や音、人形の舞台装置ごと作っている方で、これがもう、ひっじょーに凝った作り。ただ動くだけではなくて、割と長めの上演?時間で、途中おおお!と思わせる、展開というか演出があります。光や音の使い方もとても繊細。
今回私は
「THE SPIRIT OF SONG」(約5分)
「眠り」(約6分)
「漂流者」(約7分)
「ALONE RENDEZVOUS」(約5分)
を鑑賞。
特に「眠り」は、村上春樹の短編をモチーフしており(大好き)、地味めですが、ええええ?これどうなってるの?という演出がされていてツボでした。
↓「眠り」が収められている短編集「TVピープル」。「眠り」以外にも素晴らしい短編が収められています。
- 作者: 村上春樹
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2016/10/07
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ムットーニさんの作品の動画を探したのですが、あんまりいいのが見つからなくて。でもこのムットーニミュージアムの動画で雰囲気ぐらいは伝わるかな。リンク貼っておきます。
(この作品もいいけど、もっと素晴らしい作品がたくさんあります)
その後、図書スペース「ほんとわ」へ。
ここも素敵だったなあ。奥側が子どもの絵本&遊びスペース。
奥側左手には授乳スペースが(かわいい小屋風になっていて素敵でした)
あと、よく出来てるなあと思ったのが、この押入れみたいな読書スペース。小さめのベンチがおいてあって、ここで絵本を集中して読んでる子が何人かおりました。
→娘は、ここがかなり気に入ったようで「ここに住みたい」と言ってましたw
大人スペースも選書がホントに素晴らしくて。少女のための3冊というテーマの選書で「星の時計のリデル」を見かけたときには鼻血が出るかと思いました。
↓「星の時計のリデル」は傑作なので未読の方がいたらぜひ読んで欲しい。。
その他の選書も素晴らしくて。ぜひまた遊びに行きたいと思いました。