西新宿のSOMPO美術館で「ゴッホと静物画 伝統から革新へ」に行ってきました。
これめちゃくちゃ良かったです。本当ならSOMPO美術館のリニューアルのタイミングで開催される予定だったのですがコロナで延期になって、3年の歳月を経てようやく開催。リニューアル記念の展覧会ゆえ、キュレーションもかなり気合が入っていて、見ごたえありました。
静物画の名品がたくさん展示されていて、静物画にそんなに詳しくない私も思わずため息。
また、ゴッホが影響を受けた、また、ゴッホ自身が影響を与えた作家の作品を展示することもけっこう重要なテーマだったりするのですが、同じモチーフの作品同士が呼応する空間がまたいいんですよねえ。眼福。ため息。
あと本来、人物画が得意な作家の純粋な「静物画」もとてもよかったですね。
ルノアールのこのバラの絵とか。バラだけど、あのルノアールの豊満でむちむちで熟しすぎて垂れそうな薔薇色な人物画の雰囲気そのまんまで、ルノアールは静物画を描いてもルノアールなんだなと。
あとゴーギャンね。ゴーギャンも花を描いても色味とかがやっぱりゴーギャン。花びらの色味とかほんっとにきれい。で、よく見ると裸の女性の彫像?があったりして、そこもやっぱりゴーギャン。
そして、セザンヌ先生。やっぱりいいなあ、セザンヌ。大好きです。
その他、静物画の名品がたくさん展示されています(もちろん、ひまわりも!)。予約がいっぱいでも当日券で入場できることもあるので、ぜひ行ってみてください。
※私も当日閉館1時間ぐらい前にふらっと行ったら当日券で入れました。入った直後ぐらいは混んでいましたが、閉館間際はガラガラ。かなりゆったりみられました。平日昼間も結構混んでいるようなので、夕方や夜の方が空いててゆっくり見られるかと。
おすすめです。