今更ながらNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」にハマってしまいました…。
面白いという噂は聞いていて、第1話だけは見たもののほったらかしにしておいたのですが、NHKオンデマンドで2話以降を見はじめたら7話ぐらいからかな?「止まらない」状態になってしまいました。
演出、脚本、演技どれも深すぎる。
史実を踏まえて「三谷氏的にはこういう文脈を付けるのか!」という面白さもあり。
また、私はアニメ「平家物語」も見ていたので、平家滅亡までのあたりは、平家側からの描かれ方も思い出しつつ鑑賞できたので、ダブルで楽しめました。
↓平家物語を見ていたときに買ったムック本。
めちゃ丁寧なつくりで、「鎌倉殿」を鑑賞しているときも何度も読みました。
頼朝(大泉洋)の酷な仕打ちに反発し、恨みつつも、だんだんと頼朝的な残酷さが自身の中にはびこっていく。
実際、自分の社会の中で見てきました。酷いリーダに血を吐く思いで仕えてきた。憎くて憎くて溜らないのに、無意識に自分自身もまたそのリーダに似ていってしまう。
あるあるある…!
基本的には歴史ものだと思うけど、これ以上ない濃厚なホームドラマになっているものよいです。血で血を洗う残酷さもあり…連想したのが「ゴッドファーザー」3部作。
で、調べてみたらやはり三谷氏、かなり影響を受けたようです。
「主人公北条義時のモデルは、ほとんどマイケル・コルレオーネです。」
…納得!
とするならばラストも何となく想像できてしまう。
ちょうど昨日、放送話に追いついたので、昨日はほぼリアタイで視聴参戦。
雪の鶴岡八幡宮のシーン、めちゃ美しかったです。
毎回思うのですが、セリフでは表現されぬ複雑な感情をあぶり出す演出がすごいのです。
「いだてん」もかなりかなりハマったのですが、いわゆる時代劇でここまでハマったのは初めてかも。
ラスト3話、毎週日曜の夜が楽しみでたまらないです。