美術部部室の中の人のブログ

アート好きな50代の女のブログです 

またね、櫻井敦司さん

昨年10月24日の訃報はあまりに突然過ぎて。

10月24日以降、櫻井敦司の居ない世界線に放り出された私(そしてバクチクファン)はどうすればいいのか。いまだ混乱の中かもしれませんが、約2か月経ち、私の中で少し落ち着いてきたので、ブログに書き留めておこうと思います。

 

もう高校生の頃からファンで、途中離れた時期もあるけれどけっこう長い間ファンをしてきた自分には本当に辛かったです。自分の生きてきた歴史とともにバクチクの音楽があり、櫻井敦司さんの世界がありました。

 

本当にあんなに美しい人はいないと思います。彼の作る歌詞、世界観、コンサートが大好きでした。

私と同世代の人だと、え?バクチクってまだ活動していたの?

と言う人もいますが、ええ活動していましたよ。しかも毎回攻めまくったアルバムを出していて、櫻井さんとか、容姿に彼の知性や重ねてきた人生がにじみ出ていて、最高に美しかったです。昔も尋常じゃない美しさでしたが、私は、昔よりも今が好きでした。

 

昨年の今頃、FMcocoloで3か月期間限定で放送していた櫻井さんのラジオ番組も最高だったな。トークはもちろん、「櫻井敦司的世界観」を濃厚にあらわす選曲が素晴らしくて。毎回放送が楽しみでした。

↓ラジオ番組の詳細はこちらに

ja.wikipedia.org

 

特に忘れられないのは5回目の放送で、私のリクエストがかなったのか、土屋昌巳さんとのコラボ「小さな森の人」がかかったこと。櫻井さんの歌詞もボーカルも世界観もばっちりハマった名曲だと思います。櫻井さん本人も「一生の思い出」と言っていました。

youtu.be

 

土屋さん自身も櫻井さんのことが大好きで櫻井さんのソロアルバムで「新月」という曲を書き下ろしています。土屋さんが櫻井さんの世界観、ヴォーカルを最大限活かすべく書いたと言う通り、ばっちりハマってます。このお二人の作品はもっともっと聞きたかった。土屋さんもきっとそう思っているはず…と思っていたら「音楽と人」の別冊の櫻井敦司特集号で土屋さんが、自分のソロで櫻井さんとコラボした作品を「最高傑作」とおっしゃっていて。土屋さんの櫻井さんへ思いが伝わってきて、読んでいるだけで涙が出てきました。

 

櫻井敦司特集号を読んだ感想は別エントリで。

素晴らしい本です。入手できる人はぜひ。あと、櫻井さんが2022年10月~12月に担当したラジオ番組の総集編がラジコエリアフリーで聴けます。トークもさることながら、選曲がまた素晴らしいのでこれも機会があればぜひ。