美術部部室の中の人のブログ

アート好きな50代の女のブログです 

「若者のすべて」

先日、某SNSフジファブリックの「若者のすべて」@ミュージックステーションの映像を見まして。故・志村さんの映像を組み合わせた演出が素晴らしくて、もう涙ナミダ。

 

若者のすべて」は、フジファブリックの代表曲といってもいいくらい有名な曲。

↓MV

youtu.be

何度かラジオで聞いたことがあり、いままでは「ふつうに好き」だったんですが、ミュージックステーションの映像を見て「ものすごく好き」になりました。

 

この曲のポイントは、「晩夏を描いているのではない」こと。

晩夏がめちゃエモいのは当たり前なんです。

 

(それこそユーミンの名曲に「晩夏」がある↓)

 

youtu.be

 

ポイントは、その晩夏の兆しが見える、「夏の折り返し地点」を描いていることだと思いました。

 

最後の花火大会の頃だし

お盆(帰省)の頃だし

まだまだ暑いけど、だんだん日は短くなり、

「ないかな ないよな

 きっとね いないよな」

夏に再会して、また会えるかどうか分からなくて

自分が夢を思い描いていた時期(ピークに向かう時期)を超えて

その夢をまだつづけられているかなと思ってみたり。

 

これが「若者」のことを描いているようでいて

実はわたしたちの世代にもしみじみと沁みる、普遍的なものにもなっている。

そこがすごいなと思うのです。

 

ちょっと話はずれるのですが

夏休み中に、20年来の友人と飲みに行きまして

ちょうどその友人宅で花火大会を見ながらホームパーティを開いたときのことが話題に出たり、また、私たちが二十何年かの間に感じたいろんな思いが思い出されて、飲みながら、私の頭の中にはずーっと「若者のすべて」が流れていてめちゃエモい気持ちになっていたのでした・・・。

 

歌詞の最後は

 

「最後の最後の花火が終わったら

 僕らは変わるかな」

 

ですが、40代も後半を迎えたいま振り返ると

変わったけれど、意外と変わらない。

何かを成し遂げたかもしれないけれど、

もうびっくりするぐらい変わらない。

(20年近く経って再会できた人もいて

その人は全然変わらない)

 

この曲は、BUCK-TICK櫻井敦司さんも大好きな曲らしいです。

(櫻井さんがフジファブリックのファンってちょっと意外でした)

確かラジオで流れていて、好きになったと仰っていました(別冊カドカワのインタビューより)。

 

 

 

何かそれって分かるなあ。。

 

フジファブリックの曲って、ふつうに聞いているとふつうにいいんだけど、シチュエーションとか情景とかがハマるとすごくハマる。

 

ええ、私自身、ハマりましたw

 

もうすぐ、ファン投票によるベスト盤が出るみたいですね。

買ってしまうかも・・・。