先日、某SNSでフジファブリックの「若者のすべて」@ミュージックステーションの映像を見まして。故・志村さんの映像を組み合わせた演出が素晴らしくて、もう涙ナミダ。
「若者のすべて」は、フジファブリックの代表曲といってもいいくらい有名な曲。
↓MV
何度かラジオで聞いたことがあり、いままでは「ふつうに好き」だったんですが、ミュージックステーションの映像を見て「ものすごく好き」になりました。
この曲のポイントは、「晩夏を描いているのではない」こと。
晩夏がめちゃエモいのは当たり前なんです。
(それこそユーミンの名曲に「晩夏」がある↓)
ポイントは、その晩夏の兆しが見える、「夏の折り返し地点」を描いていることだと思いました。
最後の花火大会の頃だし
お盆(帰省)の頃だし
まだまだ暑いけど、だんだん日は短くなり、
「ないかな ないよな
きっとね いないよな」
夏に再会して、また会えるかどうか分からなくて
自分が夢を思い描いていた時期(ピークに向かう時期)を超えて
その夢をまだつづけられているかなと思ってみたり。
これが「若者」のことを描いているようでいて
実はわたしたちの世代にもしみじみと沁みる、普遍的なものにもなっている。
そこがすごいなと思うのです。
ちょっと話はずれるのですが
夏休み中に、20年来の友人と飲みに行きまして
ちょうどその友人宅で花火大会を見ながらホームパーティを開いたときのことが話題に出たり、また、私たちが二十何年かの間に感じたいろんな思いが思い出されて、飲みながら、私の頭の中にはずーっと「若者のすべて」が流れていてめちゃエモい気持ちになっていたのでした・・・。
歌詞の最後は
「最後の最後の花火が終わったら
僕らは変わるかな」
ですが、40代も後半を迎えたいま振り返ると
変わったけれど、意外と変わらない。
何かを成し遂げたかもしれないけれど、
もうびっくりするぐらい変わらない。
(20年近く経って再会できた人もいて
その人は全然変わらない)
この曲は、BUCK-TICKの櫻井敦司さんも大好きな曲らしいです。
(櫻井さんがフジファブリックのファンってちょっと意外でした)
確かラジオで流れていて、好きになったと仰っていました(別冊カドカワのインタビューより)。
何かそれって分かるなあ。。
フジファブリックの曲って、ふつうに聞いているとふつうにいいんだけど、シチュエーションとか情景とかがハマるとすごくハマる。
ええ、私自身、ハマりましたw
もうすぐ、ファン投票によるベスト盤が出るみたいですね。
買ってしまうかも・・・。