東京都写真美術館で見た展覧会2つめは、中野正貴写真展 「東京」。
これもすごく良かったのでブログにメモっておきます。
最初、ポスターを見たときは、コンセプトがまったく分からなかったのですが
展覧会の会場に入って、写真を見たら「おお!」と圧倒されつつ、一気に理解できてしまったというw
ええ、もう素晴らしかったです。
百聞は一見にしかずとはまさにこのこと。
ここ30年ぐらいの変化する東京を8×10で撮影したド迫力の作品群。
貴重な記録作品であるとともに、
東京に生まれ東京で育った私の都市の記憶(と感情の記憶)が掘り起こされる。
特に学生時代に建築を学んでいた私は見ていて、何ともいえない気持ちになってしまいました。
今年オリンピックを開催する東京。
今だからこそ見ておくべき作品がこれでもかこれでもかと展示されていて、思わず興奮してしまいました。
お台場。フジレテレビが出来たころはこんな風だったっけ・・。
本展は撮影OKだったのですが、展示作品がどれも見ごたえありすぎて、シャッターを押す気力すら奪われるというw もっと撮っておけばよかったー。
なつかしの電力館。
これは今でもありますが、合羽橋ニイミ洋食器店のコック帽子のおじさん。この角度から見られるこの家ってすごくないですか?
(中野さんの作品には、この手の作品がたくさんあって、東京に住んでいる私にとっては面白い作品だらけ!)
特に昔の東京の写真はうちの娘もかなり面白かったようで、写真美術館で見た3つの展覧会のうち、この本展が一番面白かったと言っていました。
~1/26迄。
本展の図録。Amazonでも売ってます。
中野さんのTOKYO NOBODY、東京窓景もすごく面白そう。