先日食べた、とらやの「春雷」というお菓子
ほーーんと美味しかったです。とらやにしては少々珍しい黄身餡。しっとり濃厚。3/15迄の販売ですので、和菓子が好きな方はぜひ。。
で、私のインスタアカウントにもポスト。こんな感じ↓
以前から、和菓子の写真やら自作のお菓子やらをインスタにアップしていたのですが、最近、海外の方からのLikeが付くようになって。
理由を考えてみたところ、特に自作のアートなお菓子の場合、モチーフにした作品(名画)も一緒に撮影しているからかな、と。
モチーフにした作品(名画)を見ることで「ああ、この作品をモチーフにしたのね!」みたいなのが、写真を見て直感的に分かるから・・と推測しました。
(たぶんそう)
例えば、ハッシュタグの検索結果がサムネイルぐらいのちっこい画像で出てきて「あ、これ!」と思える、そういう直感的な分かりやすさが、インスタの表現で大事だし、その工夫ってすっごく面白いなと思ったんです。
例えば、冒頭のとらやの「春雷」も、いつもの感じならば、美味しさが伝わるように写真を撮り(下の写真)、味とか意匠のあれこれをキャプションに書くだけで終わるのですが、たぶん海外の人にはそれだけでは伝わらない。
例えば、春雷の説明も、キャプションにいろいろ書けば(特に「見立て」に慣れている日本人ならば)、ちゃんと「春雷」だと分かるし、面白さも伝わる。
でも、たぶん海外の人は、この写真だけで「春雷」をイメージした意匠だとは分からない。たぶん、「なんだこのひび割れたおまんじゅうは?」ぐらいでスルーされる。
何とかこのお菓子の面白さを伝えたい・・・と思って引っ張り出したのが杉本博司さんの「放電」写真でした。
ちょうど撮影に使った小机(二月堂)が黒かったので、全体的なバランスもよく、我ながらいい写真が撮れたなと思います。
この杉本博司さんの写真を添えたインスタのPost、海外の方も結構みてくださって、海外の方からのlikeの方が多かったぐらいw
ブログもツイッターも表現の場としてすごく面白いのですが、インスタは「画でどこまで伝えられるか」「直感的に理解してもらえるか」が問われる。表現の場として。いますごく面白いな、と思っています。