美術部部室の中の人のブログ

アート好きな50代の女のブログです 

魔法大学のワークショップでした

連休初日に、落合陽一さんの「魔法大学こどもワークショップ」@デジタルハリウッド大学に参加してきました。

 

いやー、楽しかった!

子どもだけでなく、親もしっかり楽しませていただきました。

そして、落合さんのワークショップの手腕?が素晴らしかったです!

 

今回のワークでやることは

(1)子どもたちが考える未来の街を段ボール等で作る

(2)子どもたちが作った未来の街をカメラ付きラジコンカーを走らせて撮影し、録画した映像をハコスコで見る

というもの。

 

で、上手いなあと思ったのは最初のアイスブレーク。

いきなり(1)からやっても手を動かせませんからね(大人でもそうだと思う)。なので、アイスブレークとして

 

(0)自己紹介(自分の好きなもの等)

(0´)昨日、朝起きてから寝るまでの間何をしたかを書き出して発表

で、

(0´´)20年後、自分が何をしているか想像して書き出して発表

という流れになっていたのがなかなか素晴らしいなと。

 

ちなみに、うちの娘は20年後に何をしているかというと…

 

・一人暮らし

・子どもを100人産む(!)

・世界中を旅する

・火星に住む(!!)

・家が結婚式場(!!!)

 

・・・母さんびっくりしたよ・・・

 

※娘の書いたワークシートはこんな感じでした(お土産のお菓子も映ってますが無視してくださいw)

 

いちばん驚いたのが

・火星に住む

でした。

一時期、ボウイの名曲「ライフ・オン・マーズ?」をガンガン流してたせいかなあ。

www.youtube.com

 

他の子どもたちの回答も面白くて

 

「残業して、上司に怒られながら仕事してる」

とか

(お父さん&お母さん、お疲れ様です・・・)

 

「看護師さんになって働いている」

とか

 

あと同じ班の子どもで

「猫と陣取りしてる」

と言ってた子もいましたね

(これ、すっごくいい回答だと思いました!)

 

で、発表が終わると、街づくりの作業開始です。

たくさんの段ボールやら飾り付けグッズやら。

 

娘は、段ボールで100人用の家を作っていました。

 

窓がいっぱい・・。

 

「おおお!かっこいい。イタリア・アバンギャルドや~」と

喜ぶ私(親バカ)w

 

もしかして、と思って聞いてみたら、どうやら村野藤吾の目黒区役所をイメージした家らしいです。

↓私が撮影した目黒区役所。こんな感じ

 

お昼ご飯は、お弁当を用意してくださって。

なんと5種類の中から選ばせてもらえました!

※5種類のお弁当、どれもおいしそうでした!お弁当の手配をしてくださった方のセンス良すぎ。

 

娘は神田志乃田寿司の海苔巻き弁当。

私は二段弁当。美味しかった~。

お昼を挟んで、作業再開。

他の子どもたちの作品も続々完成し、わが娘の班の街が出来上がりました。

綿がいっぱいついてるビルがすごかったなあ。

爆撃されたワールドトレードセンターみたいや・・・と、痺れました。

 

落合さんも「おれも段ボールで何か作りたい」と手を動かし始めました。落合さん、つくば大学の授業でも段ボールを使うことがあるようです。

「今回はこども向けワークショップだからカッターとか段ボール用のこぎりが使えないんだけど、使えるとかなりいろんなものが作れますよね」「授業ではバイク作ってる人もいましたね」

へぇーーー。

 

この後、ラジコンカーにカメラを載せて撮影開始。

こんな感じの小さ目のラジコンカーに、360度カメラを付けて、子ども達自身が操作。

うちの娘はラジコン初体験。同じ班の子どもたちのアドバイスを受けながらなんとか操作しておりました。

 

 

※動画も撮影したのですが、子供たちの顔がだいぶ映っているので掲載は控えさせていただきます。

 

※カメラがちょい高いのがネックですが、スマホのカメラで代用してウチでもやってみたいなあと思いました。

 

最後、撮影データのアップロードが間に合わなくて、みんなでハコスコで見るところまではいけなかったのですが、ワークショップは無事ほぼ終了!

 

落合さんと記念撮影。

 

デジハリ大学から、子ども達へのクリスマスプレゼントとしてお菓子までいただきました。

ウォーカーズのクリマスショートブレッドとかセンス良すぎる・・。

 

このワークショップ、素材もかなり必要だったし、準備も大変だったのでは・・・。

デジハリ杉山学長、落合さん、デジハリ大学、DNGの皆様、本当にありがとうございました!

 

***

 

全体を通して、ワークショップの内容もさることながら、落合さんのワークショプの組み立て方が、さすがだなあと感心しきり。

最後の総括で落合さん自身も仰っていましたが、ワークショップって、アイスブレークからちょっと手を動かす作業までの流れが実はすごく重要で。

今回もそのあたりを重視された結果、後半の子どもたちのダイナミックなワークにつながっていたのではないかなと思いました。

あと、落合さん(意外かもしれないけど)、子ども達(特に男子)に大人気でした。いわゆる子どもに人気なお兄さんタイプではないけど、子どもたちへの接し方とか距離感みたいなものが絶妙だなあと。

子どもの中にいる落合さんはかなり面白かったです。

それを見るために、また娘を連れてワークショップに行きたいなあと思いましたw

 

***

 

余談ですが

 

うちの娘と同じ班の子どもで「20年後の自分」が書けない子どもがいたんですね(テーブルの様子がよく見えなかったのですが、その子はたぶん白紙でだったと思います)。

で、落合さんがその子に「20年後何してる?」って問いかけたら

「猫と陣取りしてる」って答えて。

落合さんは(白紙を指さして)、

「それ、紙に書いてあるじゃん!」

って言ったんですよね。 

ちょっとしたやり取りですが、ああ、さすがだなあと思いました。

***

 

帰宅後、ワークショップ何が一番楽しかった?と娘にきいたところ

 

「全部」

 

と言ってました。

 

本人大満足の様子です。

 

ありがとうございました。