今年の夏休みの振り返りの話。
ほぼ毎年夏休みにお世話になっているのが東京都写真美術館の親子ワークショップ。
ここのワークショップ、ほんとに親子ともども楽しめるし、ボランティアの方のサポートもしっかりしてるし、とくにワークショップで作る作品は毎年ちょっとずつ変えてくださるので、夏休みの工作系の作品作りにホントおすすめです。
今回私たちが作ったのが、フォトグラムというもの。
要は、印画紙に物の影を直接焼き付けたコラージュ作品です。
上が娘の作品、下が私の作品。
なかなかいいでしょ?(自画自賛)
でも、今回のワークショップに参加した方たちの作品、みんなすべて素晴らしくて、最後合評会をやりたいと思ったぐらいw
かなり満足度の高いイベントでした。
以下、ワークショップの概要。
まずはアイスブレイク。同じグループのみんなで、絵から思い浮かぶ言葉を選んだり、
言葉から絵を選んだり。
このワークは、毎回ワークショップの最初に行うのですが、毎回楽しいですね。
切り絵をパウチしたものもすっごく素敵だし。大好きなワークです。
その後、コレクション展を親同士、子ども同士のグループに分かれて鑑賞。
幾つかの作品をじっくりと鑑賞し、それぞれ自由に感じたことをシェアします。
このワークも何度か体験しているのですが、毎回面白いですねえ。
⇒あとで、娘に子どもグループでどの作品を見たのか、どんな風に思ったのか感じたのかも教えてもらいました(これまた面白い)。
特に今回のコレクション展(TOPコレクション イメージを読む)は、自分でも一度鑑賞済みだったで、ほかの人の見方を聴くとさらに鑑賞に深みが増すというか。
私たちおとなグループが一緒に鑑賞したのは、このポスターにも使われているユージン・スミスの作品。語りどころ満載で実にいい時間でした。
あとは奈良原一高さんの軍艦島の写真も、予備知識のない人の感想が面白かったりして、良かったなあ。
あと、このときのコレクション展で印象的だったのは内藤正敏さん。以前企画展で内藤正敏さんの作品を知ったのですが、この土着を切り取る感じが堪らないな、と。
夏に帰省すると、地元でお祭りとかがあるじゃないですか。しかもそれが奇祭だったりして。夏という季節に内藤さんの「隠された土着を切り取る」ような、遠野物語的な写真は実にぴったりだと思いました。
コレクション展の鑑賞から戻ってくると、フォトグラムのワーク開始です。
用意されたものは、おはじきやビー玉、分度器や雲形定規、コンビニのプラ容器、プラのフォークやレース等。透け感のあるものを使うと面白いらしく、写真美術館の方がいろいろ用意してくれました。
私は、コンビニにプラスチックのボウル等を使ってこんな風にコラージュ。
娘はこんな感じ。これにプラのカップも組み合わせてました。
これらをアクリルのケースに入れて、この機械を使って印画紙に焼き付けます。
現像も体験させてもらえます。こんな感じ↓
現像できあがり!
モノクロで焼き付けられると、えええこんな風になるの?!と驚くばかり。
面白い!
娘の作品もすっごく素敵なものができたので、夏休みの宿題として提出しました。
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ワークショップ終了後は、写真美術館の美味しいパン屋さん「メゾンイチ」でランチ。
私はキッシュとコーピー。娘はパンオショコラ。
他にランチセットなどもあり、全部美味しい。
美術館にこういう美味しいカフェがあると、ほんと展覧会の余韻が違うと思うんですよね。。ほぼ毎回利用させてもらっています。ありがとうございます。
次回また冬ごろに親子ワークショップがあるらしいので、行ってみようと思います。