美術部部室の中の人のブログ

アート好きな50代の女のブログです 

40代後半にふと考えた

#きょうは美術でも、育児でも、グルメの話題でもありません。

先週の金曜の休暇は自分もすごく楽しくて充実してて、ああ、そういえば平日に丸一日の休暇をとったのは久しぶりかも。何かの用事ではなく、休暇としての休暇をとるのは大事だなあとしみじみと思いました。

まず、美容院へ。美容院はいつも土日おちびと一緒に行くので、はしゃぐおちびを制するのが大変・・。ゆっくりと美容師さんとお話ししながらカットしてもらうのも久しぶりでした。ランチも大学時代の先輩とゆっくりと。美術館も、おちびなしでゆったりと(おちびと一緒に行くのもよいのですが、自分のペースでゆったり見たいときもあるのです・・)。

丸1日好きなことをして人間性を回復しましたw

親ひとり、子ひとりの生活をしていると、こういう時間がなかなか取れなくて。もちろん、おちびはかわいいし、いい子だし、毎日楽しく過ごしていますけど、徐々に疲労も蓄積しますし、ときどき、ちゃんと休暇をとって人間性?を回復する日を作ろうと決意しました。

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話はずれますが、美容院へ行く電車の中で、ふと自分の学生時代→就職1年目ぐらいのことを思い出したんですね。

(ランチで会う先輩が大学時代の先輩だったので、当時のことを思い出したせいもある)

あの頃に比べると、自分みたいな不器用かつそんなに頭のよくない人間が生きやすい世の中になったなあと。

安倍さんが総理になってから、日本どんどん悪くなってるとか、世界的競争力が落ちてるとか、弱者に厳しい世の中になってる、とかいろいろ言われていますけど、少なくとも私にとってはすごく生きやすい世の中になったと思うのです。それは、ネットやgoogleSNSの存在が大きくて。例えば、SNS経由で、私みたいな人間が考えたこととか選んだものを評価してくれる人がいるんですね。ときどき。

そういうのが単純にうれしくて、ああ、自分の好んでいるものもわるくないなあと、自分は間違ってなかったなあと思える。そういう機会がうんと増えた気がするのです。こういうのは精神衛生上すごくいいw

逆にいうと、日本が25年前みたいな状況だったら、今のわたしみたいな人間はとても生きづらい。かなりかなりキツいだろうなと想像しました。一方、25年前の状況の方が生きやすくて、今の方がキツい人もいるかもしれなくて、そういう意味では、自分はツイてるとも思います。あと、わたし自身、時代の雰囲気も感じ取りつつ、無意識に自分の適性(得意、不得意)を判断して、生きやすい方向にちょっとずつ舵をきってきて、その結果、今に至るのかもしれない。

つまり、生きやすいような人生を選んで今に至ると。

もしそうだとしたら、それはたぶん弱者ならではの強さかもしれないです。そしたら、弱者も悪くない。そんなことをぼんやりと考えた休暇でした。