先日、セレクトショップinformaiton@表参道にてcinecaさんのクッキーを買ってきました。パレットシリーズの新作。これが本当に美しくて、美味しかったので、ブログに記録しておきます。
まずこの作品。写真ではわかりづらいのですが、かなり大型の作品。幅22㎝位あります。ここにいろいろな色のアイシングがされていて、それがほんとに絵具のようなのです。
cinecaさんが今まで作っていたパレットシリーズは、特に作家を特定せずに作っていたようなのですが、今回は作家を特定して作っています。この作品は、ジョージア・オキーフをイメージして作った作品とか。
言われるとそんな感じがしますでしょ?
cinecaさんにお話しをきいたところ、作家の作品全体をイメージして作ったので、特に「この作品のパレット」と決めて作ったわけではないとのこと。
店内には同じ「ジョージア・オキーフ」をテーマにしたパレットでも様々な配色のパレットがありまして…とすると、「そうは言っても、何かしらマッチする作品があるのでは…」と。
パレットの絵具は、白、グレイ、紺色、緑、黄色。
これらの色のバランス、パレットでの色の置き方を考慮すると…思わずジョージア・オキーフの作品集のページをめくりまくりましたw
で、比較的色味的にあってそうかなと思ったのがこの作品。
あと、パレットにうっすらとピンクもあったので、それを考慮するとこれもありかなあと。
パレットから作品を想像するの、めっちゃ楽しいです。
&作品集の作品を見ながら、それぞれの作品で使った絵具を想像するというのも稀有な体験。面白かったなあ。
cinecaさんは毎回パッケージも美しい。今回のオキーフの作品はこんなパッケージに入ってました。
しばらく飾って楽しんだ後、実食。
シナモンとジンジャー(生のものをすりおろして入れたとか)と蜂蜜。香りもいいし、後味もいい。ほんっとに美味しかった!
あと、今回、もう1つ作品を買いました。
これはニコラ・ド・スタールのパレット。これもいいんですよねー。パレットとして既に美しい。
実は、ニコラ・ド・スタールという作家を知らなくて。今回の作品で初めて知りました。お店にニコラ・ド・スタールの作品集があったので拝見したところ、もうすっごく素敵で。前衛的な印象派というか。静物や風景もいいんですが、人物の絵もいい(人物も同じタッチで描かれている)。
大き目のタッチ、色使いも最高だし、いっぺんでファンになりました。
で、ニコラ・ド・スタールのパレットも購入。
ニコラ・ド・スタールの作品もいろいろ見まして…パレットの絵具の様子からして、近いのは、メナード美術館が所蔵する「灯台(アンティーブ)」かなと。
黄色と、白と、グレイ。あとちょこっと薄紫ピンクっぽい色もあるんですが、これも組み合わせると、絵が見つからない…ということで、とりあえず「灯台」ということにしました。
ニコラ・ド・スタールの作品、いつか本物を見たいなあ。
cinecaさんのパレットから、「このパレットを使って描いた作品」をイメージする。
作家の一連の作品を見て、改めて、よく見るとこんな色を使ってたんだ…という発見もあり、すごーく面白かったです。
ちなみに、画家のパレットをまとめたサイトを見つけて、先日じっくり見ていたんですが、パレットに画家の作風って意外と出るものだなあと…(当たり前か)。見ていて、あ!あの絵とパっと分かるものが多かったのが印象的でした。
ゴッホ、ピカソ、ロートレック、ベーコン、シャガール、ドガ、カンディンスキー、ターナなども、パレット見て、「作風出てるなあ!」と。
このパレットを応用して自分でも何か作りたいなーと思い、いまアイデアを練っているところ。もし完成したら、このブログにアップしたいと思います(がんばろ!)。
cinecaさんの作品はcinecaさんのインスタや公式Webサイトに紹介されています。
ほんとに素敵な作品なのでぜひぜひ。
※秋ぐらいに個展が開催されるとか。楽しみです!