直島の旅の3日目は、地中美術館を満喫する一日です。
朝ごはんをゆっくり食べて、
(連泊しているお客さんには朝食のメニューをちょっとずつ変えてくれる気遣いが嬉しい)
ホテルのバスで、11時地中美術館へ。ちょうどこのタイミングでガイドツアーが始まるようなので、参加してみました。
ガイドツアー良かったです!
実は10数年前にも訪問したことがあるので概要は頭に入っているのですが、改めて解説を聞くとなるほどなあと。
意外だったのは、当時自分が感じた大きさよりも小さいなーと思ったこと。まあ、当時は全体がどんな構成か頭に入っていない状態で体験したので当たり前といえば当たり前ですが。
撮影不可のスペースが多く、なんとなく落ち着かなくて、撮った写真がこれぐらいw
ジェームズ・タレルの作品は相変わらず面白いし、安藤建築のダイナミックさもいい。
すっかり忘れていたのが、カフェからの眺めの良さ!
そうだったそうだった。当時ここに来て感動したんだったw
これは娘がオーダしたランチ。サイダーや、サラダ、フライド野菜、スープなどセットされたものでほんと美味しかった!
もちろん屋外にも出られます。
でランチの後、バスでホテルに戻り、ベネッセミュージアムを見て、
娘は昼寝。私は、ヴァレーギャラリーとリウーファン美術館が気になるので行ってきました。ホテルから歩いて15分~20分ぐらいでしょうか。いいお散歩。
ヴァレーギャラリー、草間彌生さんの作品ばかり話題になってますが、個人的にすごいなと思ったのが、小沢剛さんの作品とのコラボレーション。小沢さんの作品は豊島の産業廃棄物処理後のスラグで作られた88体の仏。草間さんの作品はナルシスの庭(つまり球体に自分自身の姿が映る=ナルシス)。
この屋外スペースの展示、あの世とこの世の自分(たち)の姿を同時に見せてると解釈したんですが…。多分その意図は観客に伝わっていないと思うw
奥の草間さんの作品もいいんですけどね。やっぱ屋外だなあ。
で、リ・ウーファン美術館へ。
ほんとは全然行くつもりではなかったんですが、バスでこの美術館の横を通るたびに、この巨大な作品がすごーく気になって、ヴァレーミュージアムの帰りに足を伸ばしてみました。
そしたら、めっちゃ良かったです…!
インストラクションどおり、この鉄の板の上を歩いてみたんですが、この放物線状のゲートをくぐると、直島の海の風景がぶわーっと広がり、「えー?何これ?」
めっちゃ単純な仕組みではありますが、直島の風景をここまで巧みに取り入れた作品を他に知りません。外観からはこの作品の素晴らしさがいまいち分かりづらいと思われますので、とにかく行ってみて、体験してみてください。
思い返してみても、(豊島は置いといて)直島で一番感動した作品だと思います。
おすすめ。
で、次にこの巨大な作品の側へ。実は、リ・ウーファン美術館ってこの屋外の展示だけかと思っていたのですが、この巨大な柱の向こう側の壁みたいなのが「美術館」でした。
美術館の中も見てきて、まあ良かったのですが、冒頭に体験した作品が良すぎたせいか美術館内の作品は正直ちょっとつまらなかったです。
で、ホテルにいったん戻りまして、休憩して、ベネッセハウスのバスに乗って、事前に予約しておいた地中美術館のタレル「オープンスカイ」のナイトプログラムへ。
日没の時間に合わせて、タレルの作品「オープンスカイ」(ぱっくりと空を切りとるよ
うに設けられた開口部の近傍にタレルがプログラムした色と光の演出が加わったもの)を鑑賞するというこのプログラム。実は、前回の直島訪問では体験できなくて、ちょっと残念だったんですよね。今回は無事予約できました。
で、体験してみたのですが、面白かったー。
日没に向けて、空の色が変わっていくのですが、その微妙な色の変化に、タレル演出の空のフレーム部分の色の変化が加わると、空の色の変化が、周囲の色の変化によるものか(補色の関係で、対比される空の色が違って見える)が混乱してくるんですよね。
あれ?これは補色の関係で色が変わって見えるのか、それとも空の色が変わったのかと?
で、混乱しているうちにプログラム終了w
なので、45分間、空を見るだけというとかなり退屈な印象を持つかもしれませんが、最後まで飽きることなく鑑賞することができました。
10歳の娘も意外と?飽きることなく楽しめたようで、良かったー◎
※ナイトプログラム、結構人気があってすぐに予約が埋まってしまうみたいなので、行かれる方は早めに予約された方がよいと思います。あとベネッセハウス宿泊の場合、ナイトプログラムの時間に合わせて、バスで送迎してくれます(ありがたし!)。
バスでベネッセハウスに戻り、宿泊ラストの日は、和食「一扇」で夕食をとりました。
これは娘用のお子様御膳。娘大喜びでした!
私はコースを注文。
こういう手間ひまかかった和食を食べるの、ほんと何年ぶりだろう…美味しかった!