いやもう想像以上にすごい情報量で見終わった後、ぐったり…。
百貨店で開催される展覧会だからそれほどの情報量でもないと思っていたら想像以上でした。
メインはアニメージュの草創期~ナウシカ連載時のアニメージュなので、特にこの時期にリアルタイムでアニメを見ていた人には堪らない展覧会だったと思います。
(うちの娘にはたぶん「??」な内容だったので連れて行かなくて正解)
ちなみに私はこの時期にリアルタイムでアニメを見ていたし、アニメージュも読んでいました。アニメージュを一番読んだのは小学生のときで当時の少ない小遣いで買っていたので、もう隅から隅まで読んでいましたw
なので当時の記事を紹介するコーナとか「わー、こんなこと書いてあったなあ」と懐かしく思う一方で、当時のアニメファンの熱量の高さに改めて驚くというか。
↓私がアニメージュを買っていた頃の表紙がずらり並んだコーナ。もう胸アツでしたよ。
いろいろと見どころがあるのですが、当時にアニメファンの部屋を再現したコーナが凄かったな。小机の上にあるのはDAIKONフィルムのパンフとか。当時のデッキなども置かれていて世代的には当時大学生ぐらいのアニメファン(特撮ファン)かな。当時のファンの部屋って知らないけれど、たぶん再現度高い。
当時のアニメージュの編集部のデスクの再現コーナもありました。
カセットデッキ(インタビュー起こし用かな)とか、ワープロとか。正面に貼ってある当時にアニメージュ編集部の様子も良かったなあ。
そのほかにも昔のアニメージュの記事とか、アニメのイベントの様子とか見ごたえのある展示が盛りだくさん。よくぞここまで資料を集めたなあ。
振り返ると
展示のテーマはアニメージュ草創期からジブリが始まるところまで。展示として見せたい部分(根幹となる部分)は雑誌アニメージュ編集部そのものであるわけですが、むしろ私は雑誌アニメージュが記事として扱ってきたもの(対象物)に感じいってしまいました。
濃いし、熱いし。
インターネット以前のアニメファンが持ってた熱量にあてられた…という感じ。
当時のアニメファン(アニメオタク)はアニメ大好きだしオタクだからアニメの情報もいっぱい入手したいけど、情報入手手段が紙媒体(雑誌含む)しかないから、渇望感とか熱量が半端ない。
もちろん雑誌アニメージュ自体も熱い。推しアニメとか全力で推す。作家も推す。結果ジブリも生まれる。
アニメージュとジブリ展@銀座松屋へ。たたでさえすごい情報量なのに当時のオタクは単位面積あたりの情報量が多いゆえ息苦しいまでに濃厚。かつ自分の子ども時代のアニメへの熱量とか懐かしさとかも溢れてきてもう大変な展示でした。インターネット以前のアニオタの熱量を体感して欲しい!1/23迄 pic.twitter.com/5GcrlQdWT9
— めぐみ (@megkurotsubaki) 2023年1月13日
あまりにの情報量の多さ、熱量の高さにぐったりしてたら、最後にジブリの立体物コーナがありました。これはこれでかなり凄いものなのですが、いままでの情報量の多さに疲れ切っていた私には心の安らぎコーナになっていましたw
巨神兵とか
ナウシカとか
ワンダーシップとか
ラピュタとか
なんだかまとまりのない記事になってしまいましたが、80年代にリアルタイムでアニメを見てきた人(特にアニメージュ読者)にはかなりお勧めの展覧会です。インターネット以前のアニメファンの熱量をここまで体感させてくれる展覧会はそうそうありません。
東京での展示は1月23日まで。要事前予約です。名古屋、鹿児島への巡回も決まっているそうです。
お近くで見られる方はぜひ。
↓私が子供のころにアニメージュで連載されていたナウシカ。途中連載が休止したりして、最後まで読むことはできなかったのですが、大人になって(しかもコロナ渦がはじめってから)ようやく最後まで読むことができました。大人になったからこそ読める、理解できることも多く、大人になってから読んでよかった名作です。
また読み直したいな。